ご購入前に知っておいて頂きたい事。
僕たちは、業務用中華セイロを主軸として製作しています。
工芸品ではなく、道具屋です。
1番重要視するのは強度を高める事です。
木製の中華セイロは劣化します。
大なり小なりの割れは入りますし、色も変わります。
割れは、内側が水分を吸収して外側がガスなどの熱で乾燥すると、ステンレスや縫い目に抑えられている部分が裂けます。
ただ、力の逃げ場なので、ある程度で止まります。
その割れが一周する事は、ほぼありませんし、すぐに壊れる事もありません。
道具屋として、強度を上げる、生産性を高めるため、ボンドも最小限使用します。
大手メーカーの食品衛生法に適合した強力な接着剤です。
2液で、反応して固まるので、水に浸けても、元の液体に戻る事もありません。が、側面に付くとなかなか取れません。ですが、強度は格段に上がります。
なるべく綺麗な状態での出荷は心がけておりますが、至らない点も多々あると思います。
天然素材、大半が手作りの職人仕事です。
どうか、寛大な心でご理解頂きますようお願いいたします。
工芸品でなく調理器として長く使っていただけましたら嬉しいです。
FAQ
【中華蒸籠】使用前に濡らした方が良いですか?
どちらでも大丈夫です。
特に長時間蒸す場合は、鍋にかける時間が長くなるので使用している間に、外側は乾燥し、内側は蒸気で湿った状態になります。
外側と内側が異なった環境でも問題の出ないように、しっかりと厚みをつけてありますので安心してご使用ください。
【中華蒸籠】洗ってはいけないのですか?
肉や魚を蒸した後は衛生的に不安もあるかと思いますので、5分ほど水に浸して蒸籠に洗剤を吸わせにくくしてから、粉クレンザーか薄めの食器洗剤をスポンジかシュロタワシで洗ってください。
木曽駒印の中華蒸籠の張り合わせ部分は、水に溶けない日本メーカーの接着剤とステンレスで固定してあるので、簡単には壊れません。
洗った後、水分を拭き取っていただき日陰の風通しの良い場所などで、自然乾燥させてください。
梅雨の季節で心配な方は、キッチン用のアルコールスプレーを軽くかけておいても良いです。
【おひつ】電子レンジで使用できますか?
木曽駒印のおひつは金具を使っていないので電子レンジ使用可能です。
おひつの内側にたっぷり水をつけて濡らしたら、ごはんを入れて蓋をして電子レンジで2分ほど加熱すると、木に含んだ水分をごはんに適量戻して、ベタつかずちょうど良い仕上がりになります。
【おひつ】ささくれが出てきたのですが...
おひつをしばらく使っていると、ささくれが出てきたりすることがあります。
もしささくれが出てきたら、ヤスリで優しく擦ってもらえれば大丈夫です。
ヤスリは細かい目の物が好ましく、240番くらいが1番オススメ。(職人曰く)
あまり荒い目のヤスリでガシガシ擦ってしまうと毛羽だったり大きな傷がついてしまい、そこから余分な水を吸いやすくなってしまうので、やさしくお願いします。
【おひつ】縫目から割れが入ってきたのですが...
おひつは金属を使わず、桜皮を使用しています。
桜皮は時間が経つと縮みます。その効果で、張り合わせた板が剥がれにくくなります。
そして、木は水分が多いと伸びて、乾燥すると縮みます。それを繰り返すうちに、繊維にそって、裂けてきます。
桜皮の縮み、木の収縮も一定量でとまるので、割れもある程度、お互いのバランスがとれた所で止まります。
割れ目が一周して壊れる事はほぼありません。
素材同士が馴染んできた証拠ですので、安心してお使いください。
その他
天然の木や竹を使用して職人がひとつひとつ手作りしております。
材料個々の性質などにより、下記のような場合がございますが、天然素材を使用した製品の持ち味としてご理解いただけますようお願い致します。
- 色や木目の違い
- 多少のサイズの違いや歪み、隙間
- 留め具の並び方の違い
- シミや斑点
- ささくれ、くぼみ ※小さなささくれは、目の細かい紙やすりで取れます。
- 木のヤニ(樹脂) ※木のヤニは人体に無害です。消毒用アルコールで拭き取れます。
主要取り扱い先一覧
只今、製作中